そうだ 病院へ行こう
当院では、毎年4月、5月、6月を狂犬病予防接種の強化月間として
飼主様へ愛犬への予防接種を推進しています。
狂犬病予防法では狂犬病の発生ならびに蔓延の防止と撲滅を目的に、
犬を飼う場合には飼い主の責務として、
一生に1度の飼い犬の「登録」と「年1回の狂犬病予防注射」が
義務付けられています。
「登録」はお済みですか?
犬の飼い主は、犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得した場合は、生後90日を経過した日)から30日以内に、お住まいの市町村に犬の登録を申請しなければなりません。
(途中で譲渡された場合も同様です。)
また、登録の際に交付される鑑札は、その犬に着けておかなければなりません。(脱走などで行方不明になった場合、鑑札番号により、飼い主が特定されることがよくあります。)
「年1回の狂犬病予防注射」は実施していますか?
犬の飼い主は、飼養する犬に、狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせなければなりません。
狂犬病は決して過去の病気ではありません。
下の図は、2011年現在の世界での狂犬病発生状況を表したものです。(厚生労働省健康局結核感染症課まとめ。を転載)
青で示された
「狂犬病清浄国」はごくわずかです。日本は世界でも数少ない
「狂犬病清浄国」なのです。そのせいか、狂犬病予防注射の接種率は、年々低下しています。近隣諸国では未だに狂犬病が蔓延しているにもかかわらず…。
ご自身の愛犬のみならず、飼い主さんご自身、ご家族、地域の方々、ひいては日本のためにも、犬の飼い主としての最低限のマナーは守っていただきたいものです。
「予防接種の受け方」
狂犬病予防接種は、各市町村の役所によって毎年4月より数ヶ月の間、日時・場所を定めて集団予防接種を実施しています。
動物病院では、年間を通していつでも予防接種が出来ますので詳しくは最寄りの「動物病院」又は「役所」などにお問い合わせください。
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